行け!稲中卓球部

行け!稲中卓球部(1) (ヤンマガKCスペシャル)

行け!稲中卓球部(1) (ヤンマガKCスペシャル)

あらすじ:中学生。

中二って良くも悪くも一番影響のある時期じゃないっすか。何かに気付いた気になってしまったり恋した気になってしまったり。死ね死ね団は理想の中二なんだな。楽しそうだし、適度に悩んでるし、中二病と呼ばれる人たちには出来なかったことをきちんとやってる。そんなの面白くないわけ無いじゃんかよ。
下ネタがきついようで万人に受けてるのはあの頃に自分を思い出せば何となく分かっちゃうはず。やたらキャラが濃いからってのもあるんじゃ無いかと思うけど。中学生の頃面白かった人って大抵大人になるに連れてしょっぱい人生を歩く傾向にあると気がする。だから彼らは永遠の中二。いいなぁ。
影響を与えられ過ぎるマンガだから読む問いは細心の注意を払って読むように。っつても兄ちゃんとか姉ちゃんとかが持ってたりする場合がほとんどなんだよなぁ。今の子供たちは知らんけど。

もし過去に戻れるとしても、中二の俺には絶対会いたくない。小学の俺に会って励ますもよし、高校の時の俺に会って共に泣くもよし。でもこの頃の俺には絶対会いたくない。会ったら殺してしまうかもしれん。

ワンダと巨像

[rakuten:edigi-game:632073:detail]

あらすじ:巨像を倒す。16体倒す。彼女が生き返るから。だから自分はどうなってもかまわない。

ストーリーが特にないんす。設定として、彼女が死んじゃった、巨像を全部倒せば彼女が生き返るってだけしか決まってないので、残りの設定はてめえで考えてください。雑魚もいないっす。シームレスでどこまでも広がる無駄に広い禁断の地で、唯一巨像を倒せるいにしえのつるぎが放つ光は指すほうへ、挙動が妙にリアルな愛馬アグロを駆ってどこまでもどこまでも。で、妙にドラマチックなところに大抵巨像はいるので、見つけたらとりあえずしがみつける場所を探し、無かったら地の利やら知恵やらを使ってどうにかしてよじ登り、弱点が近づくと光るからそこを突け!突け!弱点の場所が変わったら探しなおしてさらに突け。最期の一撃はもはや切ないっす。
特に派手な動きは一切無い。どうにかしてよじ登って、刺すだけ。僕はとにかくデカい敵対俺っていう構図が大好物なので場を盛り上げるためだけにある音楽とあいまってうっとりしながらよじ登って刺していたわけだけれども、途中で飽きちゃう人も多そう。足りない部分は自分で補うのが一番だよ。妄想妄想。レッツ脳内二次創作!それを外に出しちゃうときは細心の注意を払うように。

何があっても死なない馬アグロ。たまに凄くうざい時があるけど愛してるぜ。

ドラえもん

ドラえもん (1) (ぴっかぴかコミックス)

ドラえもん (1) (ぴっかぴかコミックス)

あらすじなんて必要ないっすよね。

日本が誇るマスコットドラえもん。僕がドラえもんを溺愛するのは某ネズミ社長にはない庶民くささが溢れてるから。かわいい。おそらく世界一かわいいロボット。欲しい。欲しいけど絶対うちに来てもらいたくない。おいら絶対悪用するもの。新世界の神になって調子扱いてしまうもの。四次元ポケットがない状態で来てくれ。てゆーかアパートの隣の部屋にでも住んでてくれ。
「ヤロウ!ぶっ殺してやる!」「世界中が君のレベルに落ちたらこの世の終わりだぞ」「君は実にバカだな」「戦争は金ばかりかかって空しいものだなあ」。全て作中の言葉。そこはかとなく漂う腹黒さがドラえもんの醍醐味だと思う。22世紀に彼女持ちで浮気性のドラえもん。ナイス天然ジゴロ。あと練馬の町並み。あそこは練馬であって練馬でないイーハトーヴだよね。引っ越すなら間違いなく練馬。

いずれのぶ代様が忘れ去られてもドラえもんはあり続けるんだろうなぁ。綺麗で悲しい。

真月譚 月姫

真月譚月姫 1 (電撃コミックス)

真月譚月姫 1 (電撃コミックス)

あらすじ:何でも殺せる高校生と吸血鬼のお話。

ああ―――――何を隠そうこの車田月厨でね――――――――。というわけでこんばんわ。引きこもってたら5日もたってた車田です。おそらく日本一有名な同人ゲームのコミカライズ作品でございます。とにかく能力(チカラ)を持った高校生に弱いという中二病患者の僕は型月作品が大好物なんですね。アンリミテッドブレイドワークス暗唱できちゃうもん。俺きめぇ。
冒頭に使わせてもらったのが奈須文体。この―――――のエッセンスを残しつつかっこいいセリフにまとめさらに各ルートを上手くまとめ後述設定をまとめ作品への愛でまとめ上げた感じっすかね。原作より読みやすいことは確か。夜の闇の中吸異形のものと超絶バトルをする妄想をした事がある方、未だにしてる方にオススメ。ただし過度の愛好は高二病の人にバカにされちゃうから気をつけて。
コレそのままゲームのほうにも使えちゃいそうな文章だなぁ。それだけ原作のイメージをつかんでるって事ですからね。

強さ議論を始めると止まらなくなる方々がいらっしゃるんですよ。みんな違ってみんないいじゃん。最強は志貴くんだけど。………ああ―――なんて無様。

天才料理少年 味の助

天才料理少年味の助 (1) 少年マガジンコミックス

天才料理少年味の助 (1) 少年マガジンコミックス

あらすじ:タイトル通り。

料理マンガの皮を被った下ネタマンガ。ある意味実験的かつ革新的な前衛作品と言えなくもないんじゃねーの。デッサンも狂ってるし。とにかく卑猥。あんなに卑猥なオムレツをおいらはじめてみたよ。ある意味ビニ本。インターネットの発達と共に失われた何かを少年誌で見たよ。そして肉汁。この料理マンガは味付けとかは特に考えないんですね。とにかく肉汁をいかにして出すか。コロッケから肉汁出るからなぁ。その肉汁の効果音がぴゅっぴゅっですよ。しかも食べてるのが幼女ですよ。写メとってモザイクかけたことあるけど予想以上にセクハラな出来で大満足をしたものです。
他にもエビを食べてた魚はエビの味になるとか、それを食べたおじいちゃんが生き返るとかハンバーガーが無駄に豪華とか肉汁を出すために氷水に手を2時間つけたりとか意味のないライバルとかヒロインが本気で頭悪かったりとかネタ以外何に使うんだか分からない全五巻。お一人でも多人数でもお楽しみいただけます。

昔どっかのチャットで中学生と喋ってたらこの「天才料理少年味の助」をジャケ買いしたやつがいて大喧嘩した事を思い出した。ふつぅにぅまそぅやし!!とか言われたらお兄さんさすがにカチンと来ちゃうよ。

大魔法峠

大魔法峠―マジカル血煙コミック (角川コミックス・エース)

大魔法峠―マジカル血煙コミック (角川コミックス・エース)

あらすじ:魔法の国の王女様田中ぷにえちゃんが魔法の力とサブミッションで愛と平和をふりまく話。

魔法の呪文はリリカルトカレフキルゼムオール!でも魔法はほとんど使わず邪魔する人や悪いことをする人は知略と肉体言語で潰すのみ!打撃系など花拳繍腿!関節技(サブミッション)こそ王者の技よ!ぷにえちゃん覇道一直線!そんな感じ。オープニングを何だかポップにまとめてみたっす。この裏表の激しさと無駄な熱血、オタクの大好物ですね。僕この人のマンガ大好きなんですよ。シリアス時のシビアさとかたまらんよね。コレが面白かったあなたは潜在的にオタク要素を秘めてますぜ。とりあえずガンダムから入ろう。劇場版でいいから。

おまけの塗り絵がシュールで好き。この全巻共通のおまけページは少女マンガ的な目のでかさのアンチテーゼととっていいんですよね。………アンチテーゼって言えば頭よく見えるんじゃないかと思ったんす。反省はしてないっす。

T・Pぼん

T・Pぼん (1) (中公文庫―コミック版 (Cふ1-5))

T・Pぼん (1) (中公文庫―コミック版 (Cふ1-5))

あらすじ:ひょんなことからタイムパトロールになっちゃった波平凡君のお話。

藤子F大先生がドラえもんしか描いてないと思ったら大間違いだぞシリーズその1。車田の中ではマンガの神様はF先生なんだからねっ!というわけでT・Pぼん。どらえもんの作中にも出てくるタイムパトロールってこんなこともしてたんだってのが分かる漫画。助けても歴史が変わらないかわいそうな死に方をする人を何とかして助けてあげる仕事です。中学生ぐらいから出来ます。素晴らしい仕事じゃんね。やりたいわぁ。「職業はタイムパトロール隊員です。」とか言ってみたいわぁ。カモン未知との遭遇
いやマジで傑作っすよ。SFヒューマニズムギャグ風刺と教養も盛りだくさんのまさに完璧な娯楽。歴史にロマンを感じちゃったり未来に思いをはせちゃったりそういうのって、良いよね。あ、出てくる女の子もかわいいぜ。俺の中でしずかちゃんはかなりランク低いぜ。結婚前夜は別として。

惜しむらくは完結前に御大が永遠の眠りについてしまったこと。単発ものだから話全体のオチはなくてもいいのだけれども、やはりあなたはまだ逝くべき人ではなかった!謹んでご冥福をお祈りいたします。