玉繭物語

玉繭物語 PS one Books

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あらすじ:大人のポケモン

最近だとポニョの作詞もしたジブリの重鎮近藤勝也さんがキャラデザとかをやっておりまして、非常に幻想的かつ牧歌的なゲーム。だと思うじゃないですか。オ−プニングも張っちゃうよ、もう!

ところがどっこい、コイツはやることなすことストーリーのサイドまでどうしようもない滅びの話だぜ。村の外には聖魔と呼ばれるやったらグロテスクな幻獣が蔓延り、さらに予言の魔物も出たとかで村は滅亡の危機。主人公はそいつらを繭に封印して、それを嫁につむがせて売って生活をする仕事をします。それが村を救う手段にもなるしね。しかし、糸をつむぐとその呪いは嫁にかかり、嫁はどんどん弱っていくのです。それでも頑張る主人公。どうやって頑張るかと言うと、捕まえた聖魔を合成するんですよ。別な生き物を作るのではなく、文字通り合成。グロテスク×グロテスクでグロテスクな新生物を作り出し、それをポケモンのように操り自分も成長していくのです。だんだん如何にしてまだ可愛く見えなくもなく、それでいて強いのを作るか、が焦点になってきて、そこがハマってしまう要因だったりするのです。
襲い掛かる予言の魔物と野良聖魔使い!弱っていく嫁!衰退していく村!終いには村には動けるやつが誰もいなくなり、力を使いすぎた嫁は妖精に転生し、ラスボスは絶望しちまって予言の魔物をポケモンと化した行方不明になってた親父で、主人公はその魔物を取り込み村と嫁を元に戻すのだけどそれは神の力で、神の力とどうかした主人公は死ねなくなってしまうというハードボイルドな大人の寓話。
2ではアレから数千年、一人でやつらを封印し続けてもう疲れきって自殺志願者みたいになっちまって森の奥のほうに住んでる伝説の英雄こと前作主人公レバントさんの姿が!うーん、大人の寓話!

そういえばコレ移動方法が初代のバイオハザードと一緒だったなぁ。最初わかんなくてグルグル回るよ!?コレグルグル回るよ!!?ってなるの。