覚悟のススメ
- 作者: 山口貴由
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1994/06
- メディア: コミック
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あらすじ:大地震とか地殻変動とかでめちゃめちゃになったちょっと未来の日本で生けるで鎧強化外骨格・零を身に纏い零式防衛術を使う高校生葉隠覚悟が世界を滅ぼそうとする話。
いやー久々にすっげえモノを見た。「シグルイ」の人のマンガだからぶっ飛んでるんだろうなあとは思ったんだけれども、すっげえすっげえ。石ノ森章太郎と小池一夫と北斗の拳を足して七五調でまとめて秘伝の何かに漬け込んだ感じかしら。セリフの語呂がすっごい良いんだよ。熱血かつその熱血と同じテンションのギャグの同時進行。ギャグじゃないのかもしれないけど。音読したくなる。してみるとすっごい気持ちいい。で描き文字の滑稽さもあいまりとんでもないことになる。テンションが上がる上がる。あと何かにつけて全裸になるし腸ははみ出るし人は破裂するし、それで愛と正義と人間の尊厳を語っちゃうんだからたいしたもんだ。
キャラ立ちがはんぱない。あと名前。ヒロインが「堀江罪子」だからね。罪子。その発想は無かった。堀江美津子さんのオマージュだけど。このくびれが一切無い罪子がぶっちぎりにかわいいんだ。作品内でも外でも。作者もイチオシ。ライバルにして兄が「現人鬼・散(あらひとおに・はらら)」。散さまがほんっとーに素敵な方でございまして、その口づけを受けた猫は猫でいられなくなって羽生やして空飛ぶようになるほどのカリスマ。巨大仏像ロボを動かし世界を滅ぼそうとするんだぜ。他には学校が逆十字学園でそこの友達が覇岡、ぴょん助、ポン太。校長が罪子のストーカーでナイスガイ。敵はたいていでっかい怪人かつキ○ガイ。たまらん。
ぶっ通しで読むとストレスとかぶっ飛ぶよ。全100話。切りが良い。はてなの中の人が凄く雰囲気をつかんだ説明を書いてるので最後に題名を。覚悟のススメ。