巨人の星

巨人の星(1) (講談社漫画文庫)

巨人の星(1) (講談社漫画文庫)

あらすじ:巨人軍の星になるんですよ。飛雄馬が。

えー、時代が時代ってのもあるんでしょうが、このマンガに出てくる人はほぼ全員すべからく、バカ。まともな気がするのはいつも同じ服でお馴染みの明子姉ちゃんだけ。まず主人公、星君は電波ですね。受信しちゃってます。熱血電波と青春電波を中心に。青春なんていらん!終われ!名言ですね。ライバルその一花形君は、あまりにも有名なスポーツカー乗り。てゆーかバットでテニスするな。バットで鉄球を打つな実際に。だから怪我すんだよ。彼は結婚してからおもろなくなった。むしろおめでとう。その2左門君は、どうしようもない貧乏で育ったくせに何で太ってるんだろうね。プロはいってからもかなり節約してるらしい。何で太ってるんだろうね。その3、オズマ。人権無視で野球ロボットのように育てられたらしい、そんなに憎いなら訴えりゃいいじゃん球団を。ツンデレめ。その4、伴君。典型的なドジっ子。泣き虫。ガチツンデレ。パパその一星さん。やたらうれしそうに酒を飲む姿は萌える。その後キレるけど。息子の邪魔するのは気持ちはまだ分かるけど、せっかく買ったテレビすぐ壊すな。何がしたかったんだ。デストロイ。パパその2、花形さん。車に息子の名前付けるな。売り出すな。ミツル・ハナガタ2000て。カッコいいじゃないか。欲しいぞ。そして実在の野球選手の皆さん。若かりし日のON砲はカッコいいなぁ。魔送球をぶつけられそうになったり、高校生の時からの顔なじみっていうか実家のラーメン屋が近所だったり。大リーグボールという名前をつけたのは金田正一です。大リーグボール一号はたまに本当に起こる。素晴らしい。2号はあれ凄く体に悪そう。口の中ジャリジャリしそう。3号はプッシュバントに弱い。一号と剛速球だけでしばらくはプロやっていけたはずだよ。何なら変化球覚えればよかったじゃん。奇をてらい過ぎだよ自称巨人の星
ハイ。夢を壊してすいませんでした。東京オリンピックとか高度経済成長真っ只中で日本中のテンションがバカになってたからここまでの盛り上がりを見せたってのはみんな言ってるよね。僕もそう思ってます。ただあまりにも時代がかっているのでどうしようもないくらいに突っ込みどころが満載なんです。当時でさえそんな扱いを受けていたらしいのに、今はもう21世紀。素晴らしく滑稽。たまんない。

「新・巨人の星」は正直蛇足の極みだと思うんだけど、明子姉ちゃんが幸せそうで良かった。弟は前作で破滅オチのあと、ヤクザな草野球の代打屋になってました。