ぼくんち

ぼくんち―スピリッツとりあたまコミックス (1)

ぼくんち―スピリッツとりあたまコミックス (1)

あらすじ:うみとやまとあとは何にもない社会の底辺の底辺の町に生きる家族の物語。

いやー最低。悲惨。ほとんどの大人が体を売るかクスリを売るか取り立てるかのヤクザな生活をしてる町の人々とその町のその環境で生まれ育った二太の交流がメインになっております。普通の生活をしている人たちはなるべく絶対近寄りたくない人たちと分け隔てなく友達になる二太はすっげぇなぁ。その人たちがみんな笑ってるんですよ。サイバラの絵で。その笑顔が痛々しいのですよ。家族そろってご飯が食べられればそれで幸せなはずなのにどうしてこうもやるせないのか。そりゃ泣くって。だってどうしようもないんだもん。久しぶりに号泣したわド畜生。
優しい外道こういちくんと腹違いの兄一太の一太の成長記も立派にすさんでいく様がひどく悲惨で頼もしい。こういちくんとそのおねえさんの関係云々は良いよね。希望がある。絶望もある。

貧乏はつらいけれど、それなりに楽しいです。お金じゃ買えない幸せがたくさんあるんだよ。例えばね、×××××××××××××××とか。×××××とか、×××××とか、××××××××××もそうだよね。Come on everybody boys & girls. Believe in the sky, Please hang in there. Just wanna love you day and night wanna be together. What can I do be happy. 意味など知るもんか。